研究・学会発表
フェルディナンド・G・バルトミュラー(1793〜1865)の絵画技法
-光学調査による描画技法の考察-
-光学調査による描画技法の考察-
フェルディナンド・ゲオルク・バルトミュラー(Ferdinand Georg Waldmuller 1793〜1865)は、19世紀のウィーンにて、田園風景や、肖像画を描いた作家である。ベートーヴェンの肖像を描いた作品も広く知られている。この度、世田谷画廊の所有するバルトミュラーの作品の修復をする運びとなり、それに先立った光学的な調査を行う機会を得た。
本発表では、光学的な調査により状態を観察し、特に技法に関し絵具層、地塗り層の観察からわかる描画の手順を考察した。
本発表では、光学的な調査により状態を観察し、特に技法に関し絵具層、地塗り層の観察からわかる描画の手順を考察した。
(文化財保存修復学会2005年第27回大会にて)