研究・学会発表
絵画の保存修復に関わる研究
絵画の保存修復には、実際に作品を修復する実務の世界と、研究の側面があります。さまざまな分野の多くの方々の研究があって保存修復の技術も成長し、成熟しています。我々も多くの研究者の方々に支えられています。科学技術と共に、常に進化する技術や科学によって研究も支えられているといえるでしょう。また、それらの実践はヒトの技術力、観察眼があって成立します。わたくし共の工房では、ささやかではありますが、常に現場の視点からの研究を継続しています。
研究は、修復事例報告から修復技術そのものの研究、作品の技法、材料に関わる研究、作家の研究さらに作品を取り巻く周辺にも及ぶ研究等さまざまです。ここではその研究の一端をご紹介致します。
研究は、修復事例報告から修復技術そのものの研究、作品の技法、材料に関わる研究、作家の研究さらに作品を取り巻く周辺にも及ぶ研究等さまざまです。ここではその研究の一端をご紹介致します。
- 文化財保存修復学会第46回大会にて発表
自然災害により被災した絵画の修復処置について
―浸水によるアクリル絵画の状態と対応処置―(PDF版) new!! - 平成30年西日本豪雨による被災絵画の修復報告(PDF版)
- 吉田博 ヴェラスケス模写 「メニッポス」
「光学調査による絵画技法の観察と修復の報告」(PDF版) - 戦時下に描かれた絵画(VI)
「田中 岑(たかし)作「三人の構図」修復と調査」(PDF版) - 戦時下に描かれた絵画(V)
「陸上自衛隊輸送学校所蔵−武藤夜舟作「七了口揚陸之圖」修復と調査」 - 「寺崎武男の多彩な支持体を用いた絵画技法と作品の修復」
- 戦時下に描かれた絵画(IV)
「寺崎武男の描いた戦争絵画の周辺と調査」 - 戦時下に描かれた絵画(III)
吉田博の絵画技法研究(1)/記録絵画の保存と修復(PDF版) - 戦時下に描かれた絵画(II)
−「弾痕光華門外」− 画家たちの描いた激戦のモチーフを知る
追記/研究後記として(PDF版) - 戦時下に描かれた絵画(II)
−「弾痕光華門外」− 画家たちの描いた激戦のモチーフを知る(PDF版) - 戦時下に描かれた絵画(I)
−女流画家・長谷川春子「少婦國を防ぐ」調査と周辺(PDF版) - 江戸期〜明治期洋画の基礎的資料の考察III
光学調査による、明治期油画の絵画表現と修復(PDF版) - 住友資料館収蔵作品調査報告VOL.2
[幕末〜明治期・絹に描かれた油画の技法] - 住友資料館収蔵作品調査報告VOL.1
黒田清輝作「幼児像」の光学調査と修復 - フェルディナンド・G・バルトミュラー(1793〜1865)の絵画技法
-光学調査による描画技法の考察- - 明治・陽光の画家「吉田ふじを」の絵画技法
-光学資料に観られる造形の変遷- - 修復事例報告/ベニア板に描かれた油画の修復
アーカイバルフォームボードを用いた支持体の補強